在宅訪問によるワーカー支援

毎年夏の訪問活動において、日常的に地域で障害者宅を訪問しながら障害者にアドバイスを行い、訓練の指導をするワーカーさんたちと一緒に、私たちも地域の障害者宅を訪問します。そしてワーカーさんたちと一緒に障害者さんを見ることで、日頃の訪問で困っていること、知りたいことなついて私たちの方からアドバイスをします。ワーカーさんは本当に頑張っています。地域で暮らす障害のある方たち、そのご家族にもとても信頼されています。そのワーカーさんを励まし、リハビリテーションや在宅生活に必要なさまざまな知識と技術を伝えます。
これまでのかかわりを通じてワーカーたちの技量は格段に進歩してきています。またやりがいを持って取り組んでおられます。しかし、ワーカーさんはボランティアで仕事の時間の合間をぬって無給で活動しています。せめてガソリン代の負担だけでも軽減したいと考えて、私たちNPOが補助を行っています。

施設でのリハビリテーションの指導

毎年夏の訪問時に、タイニン省のリハビリテーションの中核をなす、タイニンリハビリテーションセンターを訪れます。そこでは入所している患者さんや通院してくる患者さんに対して、訓練士さんやリハビリテーションの研修を受けた看護師さんが訓練を実施しています。しかし特に看護師さんの場合には、研修を受けたと言ってもまだまだ十分ではありません。そこで私たちが、リハビリテーションの技術や理念を指導しています。
またこれまで不定期ではありますが、リハビリテーションセンターのスタッフを日本にまねいて、国内のリハビリテーション病院やリハビリテーション施設で研修を受けてもらっています。目的は技術習得はもちろんですが、障がいをもった人たちの社会参加のために 行われている様々な施策―特別支援学校、作業所など-―に触れてもらうことにあります。
すでに関わり始めて15年が経過し、スタッフの力量は大幅に進歩しています。しかし一方では、リハビリテーションの魂ともいうべき、能力をいかした社会参加、充実した生きがいの創造という面ではまだまだ不十分です。今後ベトナムの風土や通念を踏まえたうえで、スタッフの意識改革に向けた働きかけが求められています。

ベトナムタイニン省のリハビリテーション支援活動
NPO法人ベトナム・タイニン省の地域リハビリテーションを支援する会の会議の様子

広報活動・学習会

毎年NPOは総会を開きます。この総会に合わせて、あるいはまったく別の単独企画として、私たちの活動を広く知ってもらいために、また国際支援活動や、ベトナム戦争のこと、平和について一緒に考えることを目的に、講演会を開催しています。これまでの講師について紹介すると、平和学の安齋育郎さん、ベトナム戦争においても活躍した報道写真の中村悟朗さん、石川文洋さん、ベトナムの枯葉剤被害を追い続けている映画監督、坂田雅子さん、ベトナムへの原発輸出を告発している大学人、伊藤正子さん、などです。こうした機会に私たちの活動を紹介する写真展も行っています。最近はもう少しなじみやすいやり方も必要かと考えてベトナム料理を楽しむ会も行っています。

ベトナムのメディアに私たちの活動を取り上げていただきました。(2013/9)